2010年4月12日月曜日

捻り込み

・古流では、制定居合いと異なり抜きつけの際の左手は、水平になるまで鞘を倒さず、親指の腹が帯に付くまで鞘引きをし、合掌の手から肘が内側に絞られるように捻りこんで抜きつける。
この時、切っ先の三つ頭の面を利用し、差し表の三つ頭の面が鞘の外側を滑るように鞘引きをする。
鞘は水平ではなく、45度程度。
本鞘、替え鞘を問わず刀の巾木と切っ先の巾が異なる限り、抜き出しに神経を払わないと、刀身と鞘とがぶつかったり、擦れたりし音を発するので、刀の棟が常に鞘の内側に接し、擦るように抜き出しながら、芒子が鞘を離れる寸前に鞘を捻るように引き、親指と人差し指で刀身を挟めば決して鞘離れの際に、刀身と鞘が擦れ合って音を発することはない。
これを「鬩ぎ合い(せめぎあい)」という。
納刀においても同様である。

・鯉口は敵に見せるな
鬩ぎ合いを行えば、刀を抜き出した後、自ずと左手は鯉口を閉じる形になる。

・納刀の際、左手の親指の腹は常に帯に接したままと伝承されている。

・五本目:袈裟に切り上げるとき、左手は鞘をやや覆うくらいに握り込み、鞘を回し、鞘引きをする。
決して上体が前にのめりこまない。可能な限り敵から上体を離して袈裟に切り上げる。
切り上げは身巾の内で、切り抜いた刀は右肩やや上で敵の体から抜け出る。
このとき右こぶしの位置を変えることなく、手の内で刀を回して刃を敵に向け、鞘を戻した左手で柄をとると同時に袈裟に切り下ろすが、手の内を締め、左手で刀を引くのは刀が敵に当った瞬間。
切り下ろした切っ先はやや下に下がり、差し表が上になる。
目線は刀の右側。

・六本目:諸手付きの後、刀を引き抜きながら頭上に振りかぶるとき、振りかぶった刀は頭上前方にあり、体を刀の下に運びながら切り下ろす。
決して、頭の後方から刀が出てはならない。
上段に振りかぶった刀は、静止することなくそのまま即座に切り下ろす。

・七本目:前方の敵を圧しながら鯉口を切り刀を抜き出したとき、既に右の敵を意識し、右の敵に抜きつけるときは、刀の柄が右を向いていなければ、前方からの振り回しになる。
右に踏み出す歩幅は、肩幅程度にする。
抜きつけた後即座に正面の敵を目で圧し、腰で左に体を捻って、振りかぶった刀は左手で引き切る。
更に正面の敵に向き直るとき、左に受けをとってから、真っ向から踏み込んで切り下ろす。

2010年1月12日火曜日

柄の握り(手の内)

○左手は巻き止めを外して、小指の第二関節のふくらみに柄が乗るように、小指と薬指の2本で握る。
親指は人指し指を軽く押さえ、小指と薬指以外は決して強く握らない。
○右手は人指し指が縁の下に触れる程度の位置で、握りを浅くし、親指は中指を押さえ、親指の付け根のふくらみが、柄を左に押すように持つ。
○左手の親指と人指し指の交わる付け根が左肩に向き、右手のそれは右肩に向き、三角形を成しているように
柄を握る。
○左手小指の第二関節は刃の延長線上にあり、これが刃筋。

○物打ちを意識し、振りかぶって切り下ろす寸前までは、柄は手の中に乗っている程度の軽い握りで、物打ちが敵に届いたときに、左手の小指、薬指、右手の小指、薬指を締め物打ちに力を込める。
両手とも、特に右手の親指、人指し指は強く握ってはならない。
刃筋を立てるには、右手の親指の付け根で刀の方向を定め、左手はあくまで刀を投げる如く物打ちを、標的に向けて振り下ろし、引き切るために使う。

○物打ちが標的を刃筋正しく捉えて、刃が標的に入ったら、後は左手の引きと刀の重さで切れる。

○力は、足に至り、腰に至り、刀に至る。

○常に腰を据え、下丹田に力を込めて、重心移動は腰で行う。

2010年1月8日金曜日

恐れ多くも

恐れ多くも「武徳薫千載」より三文字を頂き、お教えいただく数々の事柄を、
ここに残していこうと思っております。
リンクを隠してあるので、たどり着く方も少ないかと思いますが、
記憶に残る「教え」を記録、公開して頂ければと思います。
>梦夢